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【保存版】不動産M&Aとは?不動産売買との違いから成功のポイントまで徹底解説

「不動産を売る」のではなく、「会社を売る」という選択肢
「所有している賃貸マンションを売却したい。」
「不動産会社を後継者に引き継ぎたい。」
「節税も考えながら資産を整理したい。」

このような相談を受けた際、多くの経営者が最初に思い浮かべるのは「不動産売買」です。

しかし、近年注目されているのが「不動産M&A」という手法です。

先日、お客様より中古の賃貸アパート複数棟を購入したいと相談がありました。話を聞くとアパートを所有している売主はアパートを法人所有しており、通常の売買と比較して不動産M&Aが売主・買主双方にとって大きなメリットがあったため不動産M&Aにより不動産を取得する支援をおこないました。

実は、不動産を直接売却するよりも、不動産を保有する会社そのものを売却した方が、税務・手続き・契約面で有利になるケースがあります。

この記事では、不動産M&Aの仕組みからメリット・デメリット、実際の活用事例まで、専門家の視点で詳しく解説します。

不動産M&Aとは?
不動産M&Aとは、

不動産を所有している会社や、不動産事業そのものを売買するM&A手法です。

例えば、

・賃貸マンションを10棟所有している会社
・ホテル運営会社
・商業施設を保有している会社
・不動産管理会社
・不動産仲介会社

などを対象に、

株式譲渡や事業譲渡によって経営権を移転します。

つまり、

建物を売るのではなく、その建物を持っている会社を売る

という考え方です。

不動産売買との違い
項目不動産売買不動産M&A売却対象土地・建物会社・事業契約売買契約株式譲渡契約など所有権不動産が移転株主が変わる登記必要原則不要(株式譲渡)契約関係再契約が必要な場合あり継続しやすい対象物件単位会社単位

なぜ今、不動産M&Aが増えているのか?
① 後継者不足
地方の不動産会社では

「息子が継がない」

「社員にも承継できない」

というケースが急増しています。

会社を清算するより、

M&Aで引き継いだ方が、

従業員も取引先も守ることができます。

② 相続対策
地主や資産家は、

多額の不動産を所有しています。

そのまま相続すると、

相続税や共有問題が発生します。

会社ごと承継することで、

相続設計がしやすくなるケースがあります。

③ 大型案件への投資
近年では、

海外投資家や投資ファンドが、

ホテルや物流施設、

賃貸マンションを

「会社ごと」

取得するケースが増えています。

不動産M&Aの代表的なスキーム
株式譲渡
最も多い方法です。

会社の株式を100%譲渡します。

メリット
・契約がシンプル

・従業員を維持しやすい

・賃貸契約も継続しやすい

・登記変更が少ない

事業譲渡
会社の一部事業だけを売却します。

例えば

・管理事業のみ

・仲介部門のみ

・賃貸部門のみ

を売却するケースです。

会社分割
大型案件で利用されるケースです。

不動産だけ切り離して売却できます。

不動産M&Aのメリット
① 手続きが比較的スムーズ
大量の物件を一件ずつ売買するより、

会社ごと売却した方が

手続きが簡略化できます。

② 契約を維持しやすい
・テナント契約

・管理契約

・従業員

などを維持しやすいのが特徴です。

③ 節税につながるケースもある
案件によっては

不動産売却よりも

税務上有利になるケースがあります。

ただし、

税務判断は案件ごとに異なるため、

税理士との連携が必須です。

④ 企業価値で評価される
建物だけではなく、

・収益力

・ブランド

・管理体制

・顧客基盤

なども評価対象になります。

注意すべきデメリット
簿外債務
会社を買うということは、

資産だけではありません。

負債も引き継ぐ可能性があります。

訴訟リスク
過去のトラブル

未払い残業

瑕疵問題

なども引き継ぐ可能性があります。

税務リスク
過去の税務申告が適切でなければ、

後から追徴課税を受ける可能性もあります。

デューデリジェンス(DD)が重要
買収前には必ず

専門家による調査を実施します。

一般的には

財務DD
・借入

・キャッシュフロー

・簿外債務

法務DD
・契約書

・訴訟

・許認可

税務DD
・税務申告

・消費税

・固定資産税

不動産DD
・建物状況

・耐震

・修繕履歴

・空室率

・賃料相場

などを確認します。

成功事例
ケース①
70代オーナー

賃貸マンション8棟保有

後継者なし

会社ごと譲渡

従業員も継続雇用

オーナーは売却益を老後資金へ

ケース②
地方不動産会社

管理戸数800戸

大手管理会社へM&A

ブランドは維持

社員もそのまま勤務

管理戸数は1,800戸へ拡大

不動産M&Aが向いている会社
✅ 賃貸マンションを複数保有

✅ 不動産管理会社

✅ 不動産仲介会社

✅ ホテル運営会社

✅ 老人ホーム運営会社

✅ 商業施設保有会社

✅ 後継者がいない会社

まとめ
不動産M&Aは、単なる「物件売却」ではなく、「会社そのものの価値」を引き継ぐ経営戦略です。

後継者不足や相続対策、事業拡大など、さまざまな目的で活用されており、近年その重要性はますます高まっています。

一方で、会社ごと承継する以上、簿外債務や税務・法務リスクなども引き継ぐ可能性があるため、デューデリジェンスをはじめとした専門家の支援が不可欠です。

「不動産を売る」という発想だけでなく、「会社ごと承継する」という選択肢を持つことで、オーナー・従業員・取引先・買い手のすべてにとってより良い未来が開ける場合があります。

資産を守り、事業を次世代へつなぐ手段として、不動産M&Aをぜひ検討してみてください。

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